ほぼ1日の激戦を経て、リビア反体制派は現地時間の23日夜、リビアの最高指導者カダフィ大佐の拠点であるバーブ・アジジヤ地区に突入し、この拠点にあるカダフィ大佐の邸宅を占拠しました。しかし、カダフィ大佐は発見できませんでした。

　リビア反体制派の指揮官は、「バーブ・アジジヤ地区の戦闘はすでに終わり、現在、一部は抵抗があるだけで、反体制派はこの地区の90％を制圧した。しかし、カダフィ大佐と家族は見つからなかった」と述べました。

　同日、国際チェス連盟のキルサン・イリュムジノフ会長は、「カダフィ大佐は23日、私に電話してきた。現在トリポリにいるが、リビアを出るつもりはないなどと語った」と明らかにしました。

　また、別の報道によりますと、リビア反体制派はこの日、リビア東部の石油生産地ラスラヌフを制圧し、政府軍はビン・ヤワド郊外に撤退しました。しかし、リビア政府側はまだ、戦闘状況についての説明をしていません。（玉華、大野）国際・交流へ