8月17日、世界自然保護基金会(WWF)は中国の長沙市で、「揚子江イルカの微笑を守る」をテーマとした揚子江イルカ保護活動を始めました。より多くの人に揚子江イルカのことを知らせるため、マスコミと協力して、揚子江イルカを保護しようと呼びかけています。
揚子江イルカは、中国長江流域の淡水に生息する小型イルカで、中国では絶滅が危惧されている国家二級保護動物です。近頃、運航業や水産業などの人的活動に伴い、揚子江イルカの生存環境が悪化してきました。揚子江イルカの現存頭数は僅か千頭しかいませんが、有効な保護対策を立てないと、これからの三十年間には八割減になると憂慮されています。このため、現在、人工飼育の研究、生息域内保護および生息域外に移しての保護という三つの対策が打ち出されています。
今年の八月に入ってから、WWFはすでに15の湿地ボランティアチームを応募しました。そして現在、湖南、湖北、江蘇、安徽、上海における揚子江イルカの生息環境の調査・研究を展開しています。(路、小野) 旅行・文化へ
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