香港を視察した李克強副首相は18日、香港を離れ北京に戻りました。香港の空港で記者に対し、李副首相は「香港を視察して深い印象を受けた。今後、香港を取り巻く環境がどんなに変わっても、"一国二制度"が実施されている香港は、きっと繁栄と安定を続けると信じている」と述べました。

　李副首相は、今回の視察で主に3つの点を感じたということです。一つは香港が国家改革開放の過程で重要な役割を果たしている点を挙げ、大陸と香港の協力分野が幅広く、協力の余地が大きいとしています。次に、香港人は勤勉で真面目で、専門性が高いことや香港社会が開放的で多元化していて、活力が溢れている点。最後に、香港を取り巻く環境がいかなる変化をみせても、繁栄と安定を続けるだろうと信じている点を挙げました。（任春生、山下）