中国の温家宝首相は6月4日から11日まで、4回も経済情勢についての座談会を開き、一部の省政府、企業界の責任者、および経済専門家の意見と提案を聴取し、物価水準を安定させることをマクロ調整の主要任務にすることを強調しました。

　温家宝首相は、「マクロ調整の基本指針は変わらない。同時に、情勢の変化につれて、政策の的確さ、柔軟性、展望性を高め、物価の上昇幅を低下させる一方、経済成長率を大きく変動させないようにする。また、安定的な通貨政策を堅持し、社会融資総量の合理的な成長を維持していく。そして、貸付構造を改善し、金融サービスのレベルを高め、構造調整特に、農業、小企業の貸付に対する支援を拡大していく」と述べました。

　温家宝首相は、経済全体にかかわるいくつかの重点活動を計画的に行うことを求めました。1、物価水準の基本的な安定を保つことです。2、不動産市場の調整策を確実に実施し、不合理な住宅ニーズを引き続き抑制し、保障性住宅と一般分譲住宅の建設をよりよく行うことです。3、農業と食糧生産を緩めないことです。4、構造調整、省エネと廃棄物の減少活動をよりよく行うことです。5、対外貿易の安定的な成長の維持に努力し、対外貿易の基本的な均衡を促進することです。（翻訳：董燕華）暮らし・経済へ