中国・ポルトガル語諸国経済貿易協力フォーラム第3回閣僚級会議が13日午前、マカオで開幕しました。中国の温家宝首相は開幕式に出席し、主旨演説を行いました。東ティモールや、ポルトガル、モザンビーク、ギニアビサウなどのポルトガル語諸国の国家元首と政府首脳が今回の式に参加しました。
温首相は挨拶の中で、2003年に中国・ポルトガル語諸国経済貿易協力フォーラムが確立して以来、中国とポルトガル語諸国が貿易投資や文化交流などの分野で著しい成果を収めたことを振り返った上で、中国とポルトガル語諸国の経済協力の規模拡大とレベルの向上について提案をしました。提案は、双方の貿易規模を拡大すること、双方向の投資推進に力を入れること、積極的に新たな協力分野を切り開くこと、マカオにおける協力プラットフォームの役割を十分果たすこと、の4項目です。
また、温首相は「中国政府は2010年から2013年にかけて、発展途上であるポルトガル語諸国の発展促進に関して6項目の措置を講じていく。これらの措置には、10億ドルの発展基金の設立や、双方の枠組み内フォーラムにおけるアジアとアフリカの参加国に16億元の優遇貸付を提供するなどの項目が含まれている」と述べました。
今回の中国・ポルトガル語諸国経済貿易協力フォーラムは「多元的協力、調和の発展」をテーマにしており、2010年から2013年にかけての双方における経済貿易協力の方向や協力分野、協力方式などを決めることになっています。(翻訳:Katsu チェック:新出)
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