上海の地元紙「東方早報」によりますと、10日に発生した北京-上海間の高速鉄道の停車原因が明らかになりました。
同済大学の鉄道と都市鉄道交通研究院の孫章教授は、「高速鉄道車両のパンタグラフは25000ボルトの架線とつながっており、暴風雨などの悪天候の場合、車体の高速走行によりパンタグラフと架線の正常な連結を保つことが難しくなる。これにより電力供給の質が低下して、列車のスピードに影響する」と分析しています。
また、孫章教授は、「高速列車は目下、架線を通じて電力供給を行うより他ない。パンタグラフは列車への電力供給のほか、騒音や火花を防ぐ必要があることから、非常に高い技術が要求される。通常の雨では問題無いが、架線が暴風雨により浸水すると、安定した電力供給が維持できなくなる。安全面を考慮するのであれば、今のところスピードを下げて対処するしかない」と説明しました。(張&中原)暮らし・経済へ
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