イスラエルの分離フェンスの一部が撤去されたヨルダン川西岸、ビリン村のパレスチナ民衆が24日、占領された土地の一部をパレスチナが初めて取り戻したことを祝いました。これは、2002年イスラエルが分離フェンスを建設して以来のことです。

　約100人の民衆がこの日の午後、分離フェンスの方向へ向かって行進しましたが、イスラエル軍の催涙ガスなどを受け、8人が負傷しました。

　イスラエル法廷の2007年の裁定によって、ビリン村の村民の出入りのために、イスラエルが村にある分離フェンスを自国側の方へ移設しなければならないと規定されています。それに従って、今月22日、イスラエル軍が鉄条網の分離フェンスの撤去を始め、数十メートル離れたところに新しい分離壁を建設しました。

　今回の一部フェンスの撤去により、ビリン村が約1平方キロメートルの土地を改めて持つようになったということです。（翻訳：玉華）　国際・交流へ