淘宝網（タオバオ：オンラインショッピングサイト）は今後、試験的に医薬品の小売を行います。先日、淘宝が今後販売ページに医薬・保健に関するカテゴリを設置し、オンラインで医薬品などを販売するとの情報が流れました。この情報によりますと、淘宝網は来週あたりに、正式的に医薬・保健カテゴリを開放するそうです。

　業界関係者によりますと、ネット上で医薬品を取り扱うには、薬品監督局が発行する関連許可証が必要となり、またこの許可証は医薬品専門取扱チェーン店の免許を保有することが発行の条件となっています。このため、淘宝網は直接的な医薬品の取り引きを行わず、すでにオンライン販売の許可証を保有する医薬品の販売取り扱い店舗と提携するそうです。

　医薬品のEコマースは中国国内で勢いを増していますが、未だ発展途上であるため、淘宝網は利用者の医薬品のオンライン取引方法を手ほどきし、Eコマースという習慣を育て挙げることができるとしています。一方、医薬品の取り扱い店が淘宝網に登場すれば、医薬品価額の値下げ競争は避けられないでしょう。（訳：トントン　チェッカー：中原）　暮らし・経済へ