中国の習近平副主席はヨーロッパ、ラテンアメリカ4カ国歴訪から帰国する途中、11日に、南太平洋にあるフランス領ポリネシアのタヒチ島を訪れ、フランス領ポリネシアのテマル大統領らと会談しました。

　習副主席は、「ここ数年、中国とフランス領ポリネシアとの関係がますます密接になり、経済や観光などにおける協力が進んでいる。特に、フランス領ポリネシアが昨年、上海万博に参加したことにより、中国の人々は、フランス領ポリネシアに対する理解を深めた」と述べた上で、「今後は人的交流のほか、経済、水産物の養殖、文化、教育などの分野での交流と協力を進めていくことが可能だ」との考えを示しました。

　テマル大統領は、「華人は遠い昔からフランス領ポリネシアで生活し、地元の発展に大きく貢献した。去年、上海万博に出席したのは、華人の祖先たちを偲び、また、これを契機に中国との協力を深めるためだった」と述べました。(翻訳：鵬)