中国国防科学技術工業局によりますと、中国の2番目の月探査衛星「嫦娥」2号は、6月9日17時1分に月を離れ、より遠い宇宙へ飛行し始めたとのことです。
プロジェクトの統一コントロール部門によりますと、月探査・宇宙プロジェクトセンターは、衛星システムや観測コントロールシステムそれに地上応用システムを組織し、月を離れる探査試験をめぐって特定の研究と論証を行い、技術試験と科学探査目標を確定し、周密な実験案を定めました。
今回の開拓的な実験には、新しい軌道、長距遠、長時間飛行、短期間の準備などの特徴があるため、大きなリスクが存在しています。この実験は「嫦娥」2号衛星システムや観測コントロールシステムそれに地上応用システムにとって大きな試練だと見られています。最終的な実験結果は、中国の宇宙探測の鍵となる技術を検証し、科学探査を推進し、より多くの革新的な成果を収め、月探査プロジェクトの後続の任務および深宇宙探査の展開のためにしっかりとした基礎を築くことになります。
月探査衛星「嫦娥」2号は、2010年10月1日に打ち上げられ、2011年4月1日まで半年の設計寿命に達し、様々な予定目標と科学探査任務を遂行した後、開拓的な実験任務を実施し始めました。 (翻訳:HJ)
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