国際通貨基金(IMF)は28日、中国の香港で発表した最新報告で、「2011年の中国の国内総生産・GDPの成長率は9.6%になる。インフレは日増しに深刻になっているが、年内にピークを迎えるだろう」と予測しています。
中国経済に関するIMFの今回の予測は、去年10月に発表したデータと一致しています。これについて、IMFアジア太平洋事務局のシン局長は、「中国のインフレは年内にピークに達する。2012年から徐々に収束し、4%から4.5%までのレベルに回復するだろう」と述べました。
このほか、IMFは「アジア太平洋地域の経済は、中国とインドが牽引して、来年まで好調が持続する。2年間の成長率はそれぞれ6.8%と6.9%になるだろう。一方、域内では経済過熱の圧力も上昇しており、マクロの通貨引き締め政策が、さらに必要性を増してきている」と指摘しています。(朱丹陽)
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