アメリカのガイトナー財務長官は26日、ニューヨークのアメリカ外交学会のイベントでスピーチし、「アメリカは現在、経済成長、金融システム改革、財政赤字という3つの困難に直面している」と述べました。

　ガイトナー財務長官は、「原油価格の上昇の影響を受け、アメリカ経済の成長は年初から緩めになっている。現在、最も重要なのは経済回復の持続性を保つだけでなく、将来も経済成長を推進するための長期的的な基盤に、改めて注目することだ。現在のアメリカの目標は、経済活動が、世界中で最も活発な地域となることだ」と述べました。

　金融システムの改革について、ガイトナー財務長官は、「アメリカは、同様に金融危機のショックに見舞われた他の国々より前を歩んでいる。アメリカの金融業は、不動産金融業務の回復の面では、依然として初歩的な模索段階にある」と語りました。

　また、最近、注目されているアメリカの財政赤字問題について、ガイトナー財務長官は、「この問題は適切に解決できるものだが、それには、民主党と共和党が一致に達する必要がある」と指摘しました。（翻訳：玉華）

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