中国の温家宝首相はまもなくインドネシアとマレーシアを公式訪問しますが、これに先立つ25日、北京で両国メディアの取材を受け「中国とインドネシア、中国とマレーシアは貿易や投資及び海上安全などの分野における協力を密接に保つべきだ」と強調しました。

　この中で、温家宝首相はインドネシアとの関係について「中国は第12期5ヵ年計画を策定し実施したが、インドネシアも中長期発展計画を策定した。これは両国の協力にとって重要なチャンスとなっている。双方はハイレベルの往来を強化し、密接な経済協力を保ち、海上安全の協力や文化的な協力、中国・東南アジア諸国連合との協力、更に重大な国際問題と地域問題における協調を強化すべきだ」と強調しました。

　温家宝首相はマレーシアとの関係について「経済貿易の協力や科学技術、教育の協力を強化し、相互投資を拡大することは、両国協力の重点となっている。これらの協力を通じて両国関係の新たなスタートが実現することを信じている」と述べました。

　さらに、温首相は両国への訪問について、「両国の首脳と着実な意見交換を行い、各界代表との交流を通じて、今回の訪問が円満な成功を収め、相互の友好関係と協力を推し進めるだろう」と語りました。（万、小野）