中国商務省の崇泉国際貿易交渉副代表はこのほど、「中国が直面する知的所有権分野での困難は厳しいもので、インターネットにおける偽造品や海賊版問題は日増しに深刻になっている。中国は国際協力を強化して、共に知的所有権を保護していくことを願っている」と述べました。

　崇泉副代表は「経済の発展に伴って、知的所有権の保護は中国自身の発展にとっても必要なものとなっている。2010年、中国の特許出願数は世界で第2位、商標登録数は世界でトップになっている。国際貿易の発展に伴い、中国は知的所有権保護を国家の戦略にしている」として、「グローバル化した今日、知的所有権保護は一国だけの責任と義務ではなく、各国の協力と努力が必要だ。特に先進国は、知的所有権保護で困難に直面している発展途上国に対して、批判や疑いだけでなく、効果的な方法を取り手助けすべきだ」と述べ、「中国は、すでに米国や欧州連合（EU）日本などの国と知的所有権における二国間の保護メカニズムを構築しており、各国との知的所有権保護の面での協力を強化していく」との姿勢を示しました。（翻訳：ヒガシ）旅行・文化へ