日本の東京電力は3日、福島第一原子力発電所での放射性物質を含む汚染水の流出を防ぐため、これまで2回作業を行なったものの汚染水の流出はとまっていないと発表しました。

　東京電力は2日、福島第一原発2号機の取水口付近のビットの壁の亀裂から、高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流出していることを見つけ、コンクリートを流し込みと高分子吸水材の投入で亀裂を塞ごうとしましたが、いずれも失敗してしまいました。

　枝野官房長官は3日の記者会見で、福島第一原子力発電所から放射性物質の漏えいを止めるまでには月単位の時間がかかるとの見通しを示した上で、避難が長期にわたる場合の生活支援の考え方ややり方について、しっかり検討を進めると強調しました。（翻訳：ＺＨＬ）特集：日本大地震へ