スイス外務省は20日声明を発表し、原発事故の影響に対応するため、東京にあるスイス大使館を一時的に大阪に移すことを明らかにしました。
声明は、「福島第一原発の放射線物質漏洩による核危機の状況がまだ明確になっていない上、気象データによると、これから数日の間、風向きの影響で東京周辺に一層大きな影響をもたらすことが考えられるため、大使館の移転を決定した」としています。
声明はまた、「被災地および東京、横浜などにいるスイス国民に退避するよう呼びかけると同時に、ここ3日間の東京発チューリッヒ行きのすべての航空券を予約し、スイス国民の帰国に便宜を図る」としています。
一方、スイス国内のアンケート調査によると、87%の国民が自国の原発施設を徐々に廃棄し、新たな原発を建設しないことを望んでいるということです。福島原発の核漏洩事故発生後、スイス政府は五つの原発に対するリニューアル工事をストップしました。(翻訳:ooeiei)特集:日本大地震へ
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