WHO・世界保健機関は15日、「ヨードカリウムは放射能汚染の抑制剤ではなく、全ての人に適用するわけではない。つまり、公共衛生機関の明確な指導の下に服用できる」と強調しました。
WHOのサイトはこの日、巨大地震によって被災した日本の原子力発電所の事故をめぐる健康情報を発表し、その中で「ヨードカリウムは外部からの放射能汚染を防ぐことは出来ず、放射性ヨード以外の放射性物質による傷害を予防できない」としています。
関係者は「放射能を浴びる直前と直後にヨードカリウムを服用すると、それは甲状腺を飽和状態にし、放射性ヨード131の吸収を減らすことができるため、ガンにかかる可能性は小さくなるが、その服用に関しては慎重になる必要がある。たとえば、腎不全の場合、それを服用すれ病気になったりし、妊婦の場合は胎児の甲状腺機能などに傷害をもたらす。したがって必要な場合は、必ず公共衛生機関の指導に基づき服用すべきで、勝手に服用しないことだ」と紹介しています。(翻訳:董燕華)
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