朝鮮軍当局は6日、韓国駐在米軍に抗議書を出し、「韓国側に拘束された朝鮮住民の送還問題で、米国は韓国をかばっている」と抗議しました。

　この抗議書は、「韓国当局は朝鮮住民を長時間拘束し、様々な策を弄して亡命を勧めたが、これはきわめて卑劣な行為だ。一方、人権尊重を強調するアメリカ軍からなる『特別調査団』はこの行為をかばい、韓国側と共同で新しい『離散家族』を作り出そうとしており、これは、人道主義に反する犯罪行為だ」と非難しています。

　先月5日、31名の朝鮮住民が漁船に乗り、南北境界水域を越えたあと韓国側に拘束されました。これについて韓国側は3日、これら住民のうち「朝鮮に戻る意思を表明した27人を板門店を通じて送還し、残りの4人は亡命の意向を示したため、今回は送還しない」と朝鮮側に通報していたものです。（翻訳：ooeiei）国際・交流へ