リビアの情勢が揺れ動いているため、リビア在住の多くの国の人々は緊急避難し始めました。

　23日早朝、300人のフランス人を乗せた旅客機2機はリビアからパリのドゴール空港に到着しました。この日、フランス空軍の旅客機１機はリビア在住のフランス人を乗せて帰国しました。ロシアはリビアに滞在中のロシア人とリビアにあるロシア企業で働く外国人を含む1000人余りを避難させる計画です。

　トルコの外相は23日、「トルコはすでに3隻の船を派遣して、リビアから5000人あまりの同胞を撤退させ、そのうち、3000人を乗せた2隻の船は当日夜トルコに着く」と発表しました。

　更に、スペイン、クロアチア、イギリス、カナダ、韓国、ベルギーもリビア在住の自国人の撤退に急いでいます。

　これにさきだって、ヴィオッティ国連安保理輪番議長は22日に、リビア在住の外国人の安全を確保し、その撤退に協力するようリビア当局と各関係方面に求めました。（翻訳：董燕華） 国際・交流へ