今日(2月17日)は、旧暦の1月15日。中国では、春節最初の満月を祝う元宵節で、中国各地で廟会や龍灯祭など様々なイベントが行われています。
元宵節といえば、最初に思い出すのは「元宵」または「湯円」と呼ばれる餡入りの団子を食べること。具の種類はいろいろで数え切れないほどあり、元宵節が近づくと、街のあちこちで一斉に売り出されます。でも、北京の消費者にとって一番なじみ深いお店は『稲香村』に違いありません。
店舗の前に設けられた臨時の元宵売り場
店舗の前に設けられた臨時の元宵売り場
中国国際放送局の南口から歩いて5分ほどのところに、稲香村石景山支店があります。元宵節が近づき、今週初めから店の前に長い行列ができています。北京稲香村の関係者によりますと、「今年の元宵の製造作業は、昨年の年末からもう始まっていました。お正月に入ってからは、毎日の平均販売個数が10万kgを超え、午後になるとほとんど売り切れの状態です。今年の生産量は125万kgを突破するでしょう」ということでした。
元宵を買うための長い行列
北京稲香村の第一号店舗は、清代末年に下町の繁華街・前門大柵欄西街東口に創設され、今まで100年以上の歴史があります。現在の稲香村集団理事長の畢国才さんは、六代目に当たります。店舗は街の至る所にあり、製品は元宵や月餅のような季節の食品のほか、菓子、肉製品、冷凍食品なども製造・販売しています。(取材:馬玥、王巍)
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