アメリカのクリントン国務長官とロシアのラブロフ外相は5日、ドイツのミュンヘンで、新たな「戦略核兵器の大幅な削減を定めた核軍縮条約」(新核軍縮条約 通称:新START)の批准書を交換しました。これにより、米ロの新核軍縮条約が正式に発効することとなりました。
クリントン国務長官とラブロフ外相はミュンヘン安全保障会議への出席期間中に批准書を交換しました。ラブロフ外相は「条約の発効は世界の安定にプラスとなる」と述べました。
国連のパン・ギムン事務総長はこの日の午前、ミュンヘン安全保障会議で、「この条約は核兵器のない世界へ向かう道において一里塚となるものだ」と評価しました。
なお、アメリカとロシア両国の元首は2010年4月に、2009年に失効した第一次戦略兵器削減条約(START1)に取って代わるための新核軍縮条約に調印しました。新条約では、発効から7年以内に弾道ミサイルなど核弾頭の運搬手段を700以下に減らすこと、戦略核弾頭の配備数をこれまでの3分の1に近いそれぞれ1550発に減らすことを義務づけています。(翻訳:玉華)国際・交流へ
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