イギリスを訪問中のパン・ギムン国連事務総長は２日ロンドンで、エジプト情勢を注意深く見守っていると発表した上で、自制を保って情勢悪化を防ぐよう関係各方面に呼びかけました。

　パン事務総長は当日、イギリスのキャメロン首相と会談した後「今は鍵となる時期で、エジプトにとって平和的で秩序ある政権移行は非常に重要である」とした上で、「国連はエジプトをはじめアラブ諸国の改革を支持していく」との考えを示しました。

　先月２５日から、エジプトでは、反政府抗議活動が相次いで発生していますが、この中で１００人が死亡し、１０００人以上が負傷しました。また、エジプトのムバラク大統領は、９月に予定される次期大統領選挙には出馬しないことをすでに明らかにしています。（翻訳：コオリ・ミン）

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