チベット自治区では、2006年から連続5年2桁成長を維持し、2010年のGDP・国内総生産は506億元(約6310億円)に上り、2005年より79.3%増えました。
自治区の関係部門によりますと、2006年から2010年までの5年間、自治区の経済成長率は平均して毎年12.4%となり、農牧民の年間収入は13.9%増えたということです。
中央政府はチベット自治区の経済成長を牽引し、2010までに180件の重点プロジェクトを着工させました。
特に、青海・チベット鉄道の開通により、ゴルムド市(青海省)からラサ市までの所要時間は15時間以内に短縮され、2006年7月の鉄道開通以来、この鉄道の旅客輸送量は658万人、貨物輸送量は636万トンに達しています。
また航空輸送ですが、自治区ではラサ市、日喀則(シガツェ)、昌都、林芝(ニンティ)、阿里(アリ)と5つの空港が出来ており、2010年の資金導入額は46億5600万元(約580億円)に達しました。
そして観光業では2010年に受入れた内外からの観光客数は670万人に上り、2005年より270%増えました。
このほか2011年から2015年までの第12次5カ年計画期間中、チベット自治区は従業員の資質、農産物の単位面積当たりの収穫量、農産物の付加価値の三つの向上を推進し、生態系保全を前提に、観光業、チベット医薬業、手工業、ミネラルウォーター産業の発展に重点を置くということです。(ジョウ)
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