11日、中国の優秀な伝統文化を広めるため、9.5メートルの「孔子」の銅像が国家博物館の北広場に設置され、天安門地区にまた新しい文化標識が増えました。

　銅像の正面は東長安街に向いており、「孔子」像は両手を胸先に合せ、目線は遠方へと眺めており、体の左側にはりっぱな剣が付けられています。銅像の作者である中国芸術研究院美術研究所の呉為山所長によると、国家博物館の北広場全体の環境を考え、また、人体を自然に融合させる立場から、巨大な石や山などに見せ、国家博物館の建物と溶け込むように作り上げたということです。「孔子」像は中国文化の深さと輝かしいイメージを観客に与えることが期待されます。

　関係者によりますと、3年半かけて、25億元（約350億円）を費やした中国国家博物館の増築工事がすべて竣工し、今年3月にオープンします。増築後の面積は6.5万平方メートルから20万平方メートル近くまでに増え、800―2000平方メートルの展示ホールは49ヶ所に達し、秘蔵品の数は105万件を超えるということです（翻訳：Sui　チェッカー：吉田）

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