国連のパン・ギムン事務総長は11日に声明を発表し、スーダンのアビエイ地区で発生した武力紛争を非難しました。
声明は、スーダン政府の与党、国民議会と、南部のスーダン人民解放運動に対し、自制を保ち、対話による問題解決を行うよう呼びかけました。また「国連のスーダン特別派遣団が待機しており、情勢が深刻になった場合、平和維持活動を始める」とし、さらに、緊迫した情勢の緩和や衝突のエスカレート防止のため、特別派遣団は、関連各側と接触・交渉を進めていることを明らかにしました。
北部と南部の境界にあるアビエイ地区は、ここ数日、情勢が不安定になっています。北部寄りのアラブ系遊牧民族のミッセリア族と、南部寄りのディンカ系住民の間で、衝突が相次ぎ、少なくとも60人が犠牲となっています。(朱丹陽)
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