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 億万富豪、年間消費 平均で250万元

2011-01-12 13:52:23     cri    

 「胡潤百富(HURUN REPORT)」が11日に発表した報告によりますと、2010年、中国の千万長者は平均して年間190万元、億万長者は250万元を消費しました。そのうち、100万元から300万元消費した富豪(中国では個人資産が1000万元以上の人を指す)は全体の50%を占めており、前年より11%増えました。また、年間消費が100万元以下の富豪は全体の37%、300万元以上の富豪はそれぞ13%を占めており、いずれも前年より減少したということです。

 2010年4月から11月まで、「胡潤百富」は個人資産が1000万元以上の富豪401人を訪れましたが、そのうち45人が億万長者です。

 「胡潤百富」によりますと、今年の千万長者の平均年齢は39歳で、億万長者は43歳ですが、男女比は7:3となっています。働いている業界を見ると、ほとんどの富豪は不動産業と製造業に携わっています。富豪たちは平均3.3台の車と3.7枚の時計を持っており、15日の休暇があります。休みの時、多くの富豪は旅行や、ゴルフ、読書などをして過ごします。富豪たちは不動産と株への投資のほか、時計や骨董品などの収集がすきです。なお、60%の富豪は喫煙しませんが、ワインとウィスキーが好きだということです。

 不動産投資が主な投資先

 個人の投資先に関しては、不動産が相変わらず主導的な地位を占めています。3分の1を超える富豪が不動産投資を選んでおり、その割合はこの3年間増え続けています。億万長者は特に四合院(中国の伝統的家屋建築)や旧邸宅を好みます。株への投資を選択した富豪はわずか25%で、去年と比べていくらか増えましたが、3年前の33%には及びませんでした。また、富豪たちは今後2年間の中国経済を楽観視し、54%が「とても自信がある」と答えており、去年と比べ、少々減少しています。

 子供の留学先、米国がトップ 

 子供の留学先を選択する際、米国を選ぶというのが相変わらず1位であり、2位がイギリス、3位がカナダとなっています。米国とイギリスを選ぶ富豪の割合は半分を超えています。このほか、スイスやニュージーランドを選ぶ富豪の数は去年より著しく増え、留学目的地ランキングの4位と5位にランクインしています。

 5000万元以上の資産を持つ富豪の多くは、子供をイギリスに留学させます。調査結果によりますと、1000万元以上の資産を持つ富豪は、高校生の子供を海外に送るケースが最も多く、その次が大学、中学、小学及び大学院となっています。一方、億万長者の場合、小学生の子供を海外に留学させる傾向が強いです。また、富豪たちは自分自身の勉強や修養も重視しています。

 国内の旅行先、三亜が1位

 1000万元以上の資産を持つ富豪の年間消費額は平均190万元、億万長者は250万元に達しています、消費の内訳には旅行が依然としてトップで、それについで、ラグジュアリー商品や子供の教育、レジャー、ギフト、コレクションが主な出費となっています。

 海外旅行の目的地に関する選択では、去年第2位にランクされたフランスは、今年、米国に取って代わり、富豪に最も好まれる海外の旅行先となっています。オーストラリアは3位の座を保っています。

 一方、国内旅行の目的地については、三亜、香港と雲南が相変わらず富豪の中で人気の国内旅行先のベスト3にランクインされています。

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