今年は中国とインドの国交樹立60周年です。これにちなんで温家宝首相はインドのシン首相の招きに応じて15日から17日にかけてインドを公式訪問しますが、これについて胡正躍補佐官は、「インド訪問中、温首相はインドの指導者と両国関係や各分野における互恵協力の強化および共に関心を寄せる国際問題と地域問題について幅広く意見を交換する。また、シン首相と共に、中印国交樹立60周年の祝賀イベントに出席し、各界の人々と幅広く接触する。中印関係は両国にとって重要な二国間関係となっている。今回訪問は必ず積極的かつ大きな成果を上げるだろう」と述べました。

　また、温首相はギラニ首相の招きに応じて17日から19日までパキスタンを公式訪問しますが、胡補佐官はこれについて、「パキスタンは中国の重要な隣国であり戦略的協力パートナーでもある。ここ数年、両国の戦略的協力は絶えず新たな進展を遂げてきた。来年は両国の国交樹立60周年になる。両国関係は新たな発展チャンスを迎えることになる。訪問期間中、温首相はパキスタンの指導者と両国関係の更なる発展を共同で推進していくため次の５つの点について意思の疎通を行なった。それは1つ目が、ハイレベルの相互訪問を維持し、戦略的な意思疎通と協調を強化すること。2つ目は、中国がパキスタンの再建および長期的な発展を支援すること。3つ目は、各分野における実務的協力を拡大し、互恵の共栄を実現させること。4つ目は、人的交流を強化し、両国の友好の基盤を強固なものにすること。5つ目は、国際問題および地域問題における協力と協調を強化し、共通の利益を維持していくことです。（翻訳：董燕華）