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 温首相、ロシアなど歴訪で豊かな成果

2010-11-26 14:14:40     cri    
 中国の温家宝首相は、11月22日から25日まで、ロシアとタジキスタンを訪問し、第15回中ロ首相定例会合とドゥシャンべで開かれた上海協力機構第9回首相会議に出席しました。訪問を終えるに先立って、同行した楊潔チ外相は温首相の今回の訪問の状況と成果について随行した記者に語りました。

 楊潔チ外相は、「温家宝首相の今回の訪問は国際情勢が複雑に変化する状況の下で行われたもので、ユーラシア地域に対する重要な外交活動だ。今のところ、世界経済の回復は緩やかで、不均衡であり、国際金融危機による世界の政治、経済への影響は深く長く続いている。各国は絶えず新しい困難と試練に直面しており、連携、相互信頼、互恵協力を強化し、共同の発展を促進することは、中国、ロシア、タジキスタンおよびその他の上海協力機構加盟国の共通の願いであり、温首相の今回の訪問の目的でもある。温首相は頻繁な外交活動を行い、わずか3日間の間にあわせて20回の重要活動に出席し、数回の重要なスピーチを行い、メディアや各界の人々と接触した。温首相は、率直で実務的な態度で、戦略的な立場に立って、情勢に触れ、共通認識を広げ、協力を促し、中ロ戦略的パートナーシップおよび、中国とタジキスタンの善隣友好協力関係を一段と深めた。また、上海協力機構の枠組内での各項の協力、地域の平和、安定と共同発展を促進することにより、中国の平和、発展、協力の意志を表した」と述べ、更に、温首相の今回の訪問の成果を次のようにまとめました。

 1つは、中ロ戦略的相互信頼と実務的な協力を強化したことです。

 これについて楊外相は、「中ロは最大の隣国であり、重要な戦略的パートナーでもある。ここ数年、両国の政治信頼と戦略的相互信頼が一段と強化され、各分野における協力は著しい成果を収め、双方の戦略的パートナーシップは絶えず重要な進展を遂げてきた。来年は『中ロ善隣友好協力条約』締結10周年に当たり、中ロ関係は新しい歴史をつくるチャンスに臨んでいる。温首相はメドベージェフ大統領、プーチン首相とそれぞれ幅広い会談を行い、重要な共通認識に達し、両国首相は『中ロ首相第15回定例会合コミュニケ』を発表した。さらに、両国の政府機関は経済・貿易、エネルギー、輸送、金融、文化などの分野における30余りの協力文書に調印した」と述べました。

 成果の2つ目は、上海協力機構の連携と協力を促進したことです。

 これについて楊外相は、「団結と協力、連合と自立が、上海協力機構加盟国の共通の願いだ。昨年の北京首相会議後、上海協力機構は引き続き良好な発展の勢いを保ってきた。来年は上海協力機構設立10周年に当たり、当面の複雑な世界と地域情勢の下、その発展は重要な時期に入った。友好的かつ建設的な雰囲気に包まれた首相会議で温首相と加盟国の指導者は政治、安全、経済貿易、文化などの分野における協力の推進、地域の協力、経済活力の回復、持続可能な発展の確保について、共通認識に達した。温首相はカザフスタンのマシモフ首相、キルギスのオトゥンバエワ暫定大統領および、その他の国の指導者とそれぞれ会談し、両国関係、互恵協力の強化、上海協力機構の健全かつ安定的な発展の推進について意見を交換し、中国とこれら諸国との国家関係のレベルの格を引き上げた」と述べました。

 3つ目の成果は、中国とタジキスタンとの友好・互恵協力を強化したことです。

 これについて楊外相は、「訪問期間中、温首相はタジキスタンのラフモン大統領、オキロフ首相とそれぞれ会談した。両国首相は中国・タジキスタン共同コミュニケを発表し、双方は、農業や金融、電力、交通などの分野における協力文書に調印した」と述べました。(翻訳:董燕華)

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