現地時間10日夜メキシコのカンクンで閉会式を迎えた国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)は、実質的な成果を得られませんでした。
現在、温室効果ガスの削減を目指す『京都議定書』の延長については、各国で意見が対立しており、日本に続いてロシアも、「ポスト京都議定書」に参加しないと宣言しました。このほか、カナダやオーストラリアも同じような立場を示しています。
一方、会議の議長国メキシコのエスピノサ外相は、「(全ての期待を満たしていないかもしれないが)会議では前向きな一面も見られた。中国代表がポスト京都議定書を呼びかけていることである。中国、インド、ブラジル、南アフリカをはじめとする発展途上国はともに一致した立場を見せている。また、EUの代表も、ポスト京都議定書は非常に重要だと表明した」と語りました。(翻訳:コオリ・ミン)
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