故宮博物院（略称故宮）はこの７日から来年の2月27日まで、その収蔵している清王朝の皇帝服を、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で展示しています。ヨーロッパで故宮収蔵の皇帝服を展示するのは、これが初めてです。

　今回展示会のテーマは「紫禁城からの中国の皇帝服」で、皇帝と皇后及び妃たちが異なる場所で着用した外套、上着など50着が展示されています。そのうち、清王朝最後の皇后が光緒皇帝と結婚する際に着用した礼服及びアクセサリー20個、衣料品15種類が含まれています。

　展示された皇帝服のほとんどが初めて海外で展示されています。これは両国の文化交流を促すとともに、イギリス人が中国の伝統的な服飾により身近に触れることができます。また、展示会を通じて、イギリスのデザイナーたちにヒントを与えることができるのではないかと期待されています。（朱丹陽）旅行・文化へ