国連のウェブサイトによりますと、『子供とエイズ:第5次報告書(Children and AIDS: Fifth stocktaking report)』 が30日、発表されたということです。この報告書はユニセフ、UNAIDS(国連合同エイズ計画)、UNFPA(国連人口基金)及びWHO(世界保健機関)が共同でまとめたものです。
報告書は「世界には数百万人の女性と子供が、性別や経済所得、居住環境、教育レベル及び社会的地位における不平等などの問題によって依然として弱い立場であるため、エイズによる影響を受けやすい」として、確実な行動をとり、最も弱い立場の人々をエイズから守ることを各国に呼びかけました。
また、報告書は資金投入を増やし、青少年の衛生教育、とりわけ、性教育と生殖の健康に対する教育を強化すると同時に、エイズ予防に関する宣伝にも力を入れ、若者のエイズ予防能力を高めるよう呼びかけました。
さらに、報告書は「世界には毎年出生時からエイズウィルスに感染した児童がいる。各国がより一層エイズ予防や治療、ケア、支援に取り組んでいけば、次の世代をエイズから守ることが可能になるだろう」と述べています。(翻訳:ZHL)
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