中国の胡錦涛国家主席は13日、横浜で行われたアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）最高経営責任者(ＣＥＯ)サミットで『共に発展し、繁栄を共有する』と題した重要な演説を行い、参加者たちから熱い反応を呼びました。

　今回のサミットで議長を務める日本経団連の米倉弘昌会長は「胡主席が述べた『中国などアジア太平洋の新興市場が、現在及び今後の世界経済において重要な役割を果たす』という見解に賛同する」と述べました。

　三菱総合研究所の小宮山宏理事長は、胡主席の演説について、「バランスが取れていて、平和的だったことと同時に、グローバルな視野があり、世界経済のことのみならず、その中における中国の役割についても述べていたすばらしいスピーチだった」と話しました。

　また、オグルヴィ・パブリック・リレーションズ ワールドワイド社のジェームス氏は、「中国は今、世界と地域で益々重要な役割を果たしている。胡主席による『開放を堅持し続けていく』という見解は大変先見性があり、中国だけでなく、世界にとってもプラスな考えである」と評価しました。（翻訳：Yan、新出）