オマーンを訪問中の全国人民政治協商会議の賈慶林議長は8日、マスカットでオマーン国家評議会のマンゼリ議長と会談を行いました。

　席上賈議長は、経済協力と貿易、エネルギーなど分野における協力が両国の友好関係にとっては堅実な基盤となったと評価した上で、「中国はオマーンと共に努力して、両国の往来を拡大し、文化交流の内容を充実させ、協力を深めていくと同時に、世界問題や地域問題における協力と協調を強化していきたい」との考えを示しました。

　これに対してオマーン国家評議会のマンゼリ議長は「中国企業がオマーンの社会発展推進に参与し、オマーンの経済と社会の発展に大きな役割を果たした。オマーン政府と議会及び社会各界は中国との友好関係を発展することを期待し、両国の伝統ある友好関係と互恵協力関係の強化のため絶えず努力していきたい」と述べました。

　このほか、賈慶林議長はオマーン諮問議会の責任者イサイ氏やファハド副首相とも会談したほか、鄭和記念碑の共同建設や人材育成、相互投資などに関する協力文書に調印しました。（翻訳：ヒガシ）