写真：賈慶林議長、ポーランドのコモロフスキ大統領と会談

　ポーランドを訪問中の中国人民政治協商会議の賈慶林議長は3日、ワルシャワで、ポーランドのコモロフスキ大統領やトゥスク首相と、それぞれ会談しました。

　コモロフスキ大統領と会談した際、賈慶林議長は「中国は相互尊重の上で両国関係の長期的、安定的な発展を推進したい。両国の指導者は相互訪問の形を保ち、適時に交流と協調を行うと共に、インフラ施設や機械製造、エネルギー、環境保護、気候変動などの分野での協力を強化し、世界平和と発展を共に促進すべきだ」と述べました。

　これに対してコモロフスキ大統領は、「ポーランドは両国の伝統的な分野での協力を保つと同時に、潜在力を発掘し、新しい協力分野を切り開き、高速道路や高速鉄道、交通運輸、文化、友好都市の交流などで協力を強化していきたい」と述べました。

　またトゥスク首相との会談で、賈慶林議長は「中国はポーランドと、経済貿易の協力を強化し、貿易構造の多元化を推進する。保護貿易主義への反対と貿易摩擦の適切な処理、また互恵共栄、共同発展を実現させていきたい」と述べました。トゥスク首相は「ポーランドは対外開放と貿易自由化の政策を堅持する。中国を戦略的協力パートナーと見なしており、中国企業の投資を歓迎する」と述べました。（翻訳：玉華　チェック：丹羽）