イギリスのジョージ・オズボーン財務相は20日、今後4年間で830億ポンド（約11兆円）の歳出を削減する中央省庁の歳出削減案を議会下院に提出しました。

　オズボーン財務相はこの際、「今日はイギリスが破綻の瀬戸際から抜け出す日であり、十年もの間に積みあげられた債務に立ち向かう日でもある」と述べました。

　この削減策案は、今後４年間で計810億ポンド（日本円でおよそ10兆円）の予算削減を目標とした具体案で、外交や財務、商務、国防、教育などの部門を含むすべての中央省庁がその対象となり、平均およそ20％の予算が削減されることとなります。（万、中原）