中国国務院報道弁公室が13日、2010年広州アジア大会・2010年広州アジアパラリンピック大会の記者会見を行い、関係者はアジア大会、アジアパラリンピックの準備状況、競技の準備状況と中国代表チームの準備状況について広州アジア大会組織委員会の万慶良副会長が「現在までに広州アジア大会の会場の建設作業はすでに完了しており、競技の準備も一通り終えている」と説明しました。
第16回アジア大会は2010年11月12日から27日まで広州で開催される予定です。中国において広州アジア大会は北京オリンピックの開催に次ぐもう一つの盛事であり、これまでの大会の中で最も競技項目が多く、最大規模のアジア大会になると見られています。
同大会にはアジアの45の国と地域の選手及び関係者およそ1万4000人が参加する見込みです。
今回の大会では70ヶ所に及ぶ体育館が使用されます。このうち、競技用体育館が53箇所、訓練用体育館は17箇所です。万慶良副会長によると、広州アジア大会の競技用体育館はほぼ広州市市内に集中しており、すべての体育館の建設作業がすでに完了しています。
体育館の竣工に伴い、様々なテストマッチも行われています。競技用体育館43箇所でアジア大会の42競技のテストマッチとパラリンピック大会の5競技のテストマッチが実施されました。
また、広州アジア大会組織委員会副会長を務める中国オリンピック組織委員会、楊樹安副会長は、「目下、アジア大会とパラリンピック大会の47競技のテストマッチはすでに順調に行われ、全体的に予期していた目標を実現しており、関連するアジアの競技組織やメディアから好評を得ている」と述べました。
10月16日、23日、29日に大会のすべての会場において同時に統一の基準に基づいて、最終のテストマッチが実施される予定です。楊副会長は「会場の順調な運営を保障するためにテスト結果に応じて各種緊急対応案を策定する」とした上で 、「アジア大会はアジア範囲内の総合競技大会であり、各競技項目の規則を遵守するのみでなく、広州アジア大会組織委員会が定めた指針や基準に符合しなければならない」と述べました。
また、大会期間の交通問題も国内外のメディアから注目を集めており、万副会長は記者会見で「アジア大会開催期間中は、車両ナンバー規制を実施し、偶数ナンバーの車両が走行できる日と、奇数ナンバーの車両が走行できる日に分ける事が決定している。また、オリンピック専用道を設け、参加選手、審判、記者、政府職員などが円滑に移動できるよう取りはからうことを約束しました。
2004年に広州市がアジア大会開催招致に成功した後、市政府は大気環境や水環境、交通環境、そして居住環境などの整備に取り組んできました。これに関して、万副会長は 、「北京五輪は新しい北京、上海万博は新しい上海を作り出した。今回広州アジア大会を通じて新しい広州が生み出されるであろう」と語りました。
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