第16回広州アジア大会の開幕まで残り1ヶ月となりました。12日、アジア大会の聖火が北京の天壇公園で点火され、その後1ヶ月間にわたって各地で聖火リレーが行われます。
聖火の点火式を控えた北京の天壇公園は、この日、広州アジア大会の旗やマスコットできれいに飾られていました。市民4000人が見守る中、聖火の点火式が始まりました。広州アジア大会は北京オリンピックに次いで中国で開催される総合的なスポーツ大会です。中国国家体育総局の劉鵬局長は点火式で、「聖火が点火された後、北京、東北地域のハルビン、長春、山東省の海陽市、および広東省の各都市でリレーが行われるが、広州アジア大会の「情熱」と「調和」」の理念が伝わるよう期待している」と述べました。
点火式には、胡錦涛国家主席も参加し、自らの手で聖火をトーチに移したあと、水泳の張琳選手に手渡しました。
「第16回広州アジア大会聖火リレー、スタート」
張琳選手はトーチを手に、興奮と喜びの気持ちを隠しきれませんでした。
「感激です。聖火リレーに参加するのは初めてです。とても光栄です」
この日、天壇公園の中で行われたリレーには、15人の選手が参加しました。リレーを見守る観客の中からも喜びの声が上がっています。北京市民の宋翔さんです。
「広州アジア大会の聖火リレーは北京でスタートするので、応援に来ました。1990年に、北京でアジア大会が開催されたときも応援しました。出来れば広州へ試合の観戦にいきたいと思います」
この日の点火式が終わったあと、聖火リレーは二つのコースに分けられ行われますが、一つは広州に戻り広州市内で、もう一つは東北地域のハルビン、長春および山東省の海陽という三つの都市で行われる予定です。
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