中国の温家宝首相は23日、ニューヨークの国連本部で安保理首脳会議に出席した際、「安保理は権威性を強め、国際平和と安全を維持する面で、より大きな責任を負い、大きな役割を果たすべきだ」と述べました。

　温家宝首相は発言の中で「現在、世界の多極化、経済のグローバル化がいきおいよく発展し、世界経済と政治の勢力構造には新しい変化が出ている。世界の安全情勢は全体として安定しているが、国際金融危機の影響を受け、不安定、不確定の要素も増えている。複雑で、多元的な脅威と挑戦に直面して、多国間の協力を強化し、さらに有力な集団的行動で対応することは加盟国の共通認識となっている」と述べました。

　また温家宝首相は、新しい情勢の下での安保理の活動につて4項目の主張をうちだしました。それは第1、平和の旗を掲げ、衝突の平和的解決を推進すること。第2、活動手段を健全化させ、問題解決の能力を高めること。第3、統一的な計画と協調を強め、衝突発生の根源をなくすこと。第4、活動の重点を強調し、アフリカのホットな問題を解決することの４項目です。（翻訳：玉華　チェック：国清）