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 中秋節、一人っ子夫婦はどちらの親と過ごす?

2010-09-21 16:17:37     cri    

 中秋節は伝統的な祝日ですが、中国では、一人っ子政策の影響を受けて、近年、新たな問題が生まれています。一人っ子夫婦には双方の両親4人がいるため、中秋節の日は一体どちらの親と過ごせばよいかという難題です。

 1970年代後半からの晩婚推奨、さらに79年からの一人っ子政策の実施で、現在中国の一人っ子の数は1億人を超えました。専門家によりますと、10年後の中国には、夫婦とも一人っ子の家庭、また一人っ子と非一人っ子の家庭が、合わせて千万戸以上に達し、今後の社会の主流になる見込みです。

 また、近年のネット調査によりますと、中国人にとってもう1つの重要な祝日・春節になると、多数の80後(80年代生まれ)の夫婦はめいめいの自宅に帰る(中国語では「各回各家、各找各娘(ge hui ge jia,ge zhao ge niang)」)というやり方でこの問題を解決しているということです。現在の中国社会では、中秋や端午などが国の祝日になるにつれて、悩みは増える一方です。

 陝西省民俗会の孔正一副会長は、「現在の一人っ子夫婦は、双方の両親4人の扶養に対する負担だけでなく、社会の各方面からの圧力も受けている。その上、中秋節や春節などの伝統祝日に、こんな問題に直面しなければならないのは大変すぎる。一家団らんは本来、楽しい時間だ。親は子ともに余計な負担を加えないように。自分にとってもその方が楽だから。」と述べました。(馬 玥 チェック:大野)

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