中国の王民国連常駐副代表は9日、「コソボ問題を解決する最良のルートは国連安保理決議の枠組内で、当事者が対話を通じて双方が受け入れられる方案をみつけだすことだ」と述べました。

　王民副代表はこの日、国連総会がコソボ問題に関する決議を採択した後の発言で、「コソボ問題は非常に複雑で、バルカン地域ないしヨーロッパ全体の平和と安全に関わっている」と述べました。

　また王民副代表は、「国家の主権と領土保全を尊重することは国際法の基本的な原則であり、国際法秩序の基盤だと中国は一貫して主張する。各国は国連加盟国の主権と領土保全を尊重するべきだ」と語りました。

　なお、国連はこの日、拘束力のない決議案を採択しました。この決議案はセルビアとＥＵ・欧州連合の加盟国27カ国がうちだしたものです。（翻訳：玉華　チェック：国清）