北京市の大気状況をより改善するために、自動車排気ガスの「国５」（国家第５段階自動車排気ガス規制）が実施される見通しです。北京市環境保護局の杜少中副局長が5日、2010年度中国自動車産業発展国際フォーラムで述べました。

　それによりますと、「現時点で、北京市の自動車保有数は450万台に達し、排気ガスによる大気汚染が人々の健康や都市の発展を脅かしている。北京市では、1999年、2002年、2005年、2008年にそれぞれ『国１』から『国4』までの新車の排気ガス規制を実施してきたが、基準を上げる度に汚染が30%から50%減少したし、それは同時に、自動車生産技術の進歩やガソリンの品質向上にもつながった」ということです。（閣、大野）