主要20カ国・地域(G20)は3日、カナダの首都オタワで、各国の議長らによる初の会合を開き、食糧の生産や安全保障、分配などについて話し合いました。
カナダのキンセル上院議長は「世界の飢餓人口は10億人を超えている。食糧危機の原因には自然災害や景気の後退などがある」と指摘した上で、食糧危機を解決するため、食糧価格を安定させ、貿易障壁を撤廃することを呼びかけました。
中国全国人民代表大会常務委員会の蒋樹声副委員長は「現在、世界の食糧安全情勢は依然として厳しく、とりわけ発展途上国が食糧危機の被害を受けている。各国は、食糧の安全保障に積極的に取り組む必要がある」と訴えました。(鵬)
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