パキスタン東部パンジャブ州の州都ラホールでは1日、自爆テロ事件が3件起こり、少なくとも29人が死亡、200人が負傷しました。
地元の警察によりますと、この日3万5000人のシーア派教徒がラホールで宗教行事を行っており、午後6時50分ごろ、道端に仕掛けられた時限爆弾が爆発した後、2人の者が人ごみの中で自爆攻撃を起こしました。そして警備態勢の不備に怒った人々は近くの警察署に火をつけました。現在、負傷者は病院に運ばれて治療を受けています。
パンジャブ州の高官は死者の遺族に50万ルピー(約5800ドル)の弔慰金、負傷者には1人に7万5000ルピー(約880ドル)の補償金提供と発表しました。
なお、スンニ派の過激派組織で、アルカイダとつながりを持つ「ラシュカレ・ジャングヴィー」は今回のテロ事件について犯行声明を出しており、パキスタンのザルダリ大統領とギラニ首相はその夜にテロ事件を強く非難した上で、関係部門に事件に対する調査命令を下しました。(Katsu)
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