ロシアの極東を視察中のロシアのプーチン首相は29日、アムル州スコヴォロディノ市でロシア区間の中ロ原油パイプライン開通式に出席しました。

　開通式で、プーチン首相は講演し、「中ロ原油パイプラインの建設は6年前に計画されたものだ。その実現は容易なものではなく、多くの困難があったが、初めから、双方ともすべての困難を解決できると確信していた。この開通は単に中国へのエネルギー提供だけではなく、両国のエネルギー協力を強化する一環だ」と述べました。

　中ロ原油パイプラインはロシア極東地域のアムル州のスコヴォロディノ市と中国東北の大慶市を結び、全長は999キロ、うち927キロは中国境内、72キロはロシア境内を経由しています。計画によれば、年間の輸送量は1500万トンで、敷設工事は今年10月に竣工、全線開通します。（翻訳：トウエンカ）