韓国の新首相に内定していたキム・テホ (金台鎬)氏は29日、イ・ミョンバク政権の妨げになりたくないという理由で、首相辞退を発表しました。
キム・テホ氏はこの日行われた記者会見で、「野党と与党が、私の倫理問題をめぐって議論を展開している。私の新首相としての資格が問われ、一連の問題を生じたことについて、関係者に深くお詫びしたい」と述べました。
韓国の聯合ニュースによりますと、大統領府は同日、キム・テホ氏の決定を尊重し、直ちに新首相候補の人選を始めると発表しました。
イ・ミョンバク大統領は8月8日、キム・テホ(金台鎬)前慶尚南道(キョンサンナムド)知事(48)を新首相に内定しました。韓国の法律によれば、首相の候補者は国会が主催する人事聴聞会に出席することが義務付けられており、正式就任には聴聞会の賛成が必要です。韓国国会は24日から、2日間にわたる人事聴聞会を開きましたが、野党は選挙のための貸付金や政治献金の受領などを指摘し、キム・テホ氏は首相に適切ではないと主張しています。27日、与党と野党は、同日行う予定のキム・テホ氏首相任命同意案の採決を9月1日に延期することを決めていました。(翻訳:KH)
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