ロシアのプーチン首相は27日「食糧および食糧製品の輸出規制を決めたのは、来年の収穫量や需要状況などがまだ明らかになっていないからだ」と述べました。
プーチン首相は「今年の干ばつにより、多くの地域で食糧の減産が発生するとともに、秋に収穫する穀物の栽培面積も減少した。しかし、ロシアには食糧危機は存在しない。ロシア国内では現在、食糧の価格が上昇する理由がなく、急騰など話にならない。故意に価格を引き上げるなどの詐欺行為に対しては、連邦の独占防止局が責任をもって取り締まっていく。また、各地の関係部門はすでに食糧価格上昇を抑えるための対応策を講じている」と語りました。
ロシア農業省はこのほど、今年の食糧生産量の予測値を6000~6500万トンまで下方修正しました。5日、ロシア政府は今月の15日から年末まで食糧及び食糧製品の輸出を禁止すると発表しました。(翻訳:ZHL)
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