中国の胡錦涛国家主席は24日、北京で、南アフリカのズマ大統領と会談し、両国関係を全面的な戦略的パートナーシップにひきあげることで合意しました。

　胡錦涛主席は、「国交を樹立して以来、中国と南アフリカの関係は全面的に発展し、戦略対話は多くの成果を収めた。中国は南アフリカと共に、両国の全面的な戦略的パートナーシップを発展させるために努力していきたい。政治の面で、両国指導者の交流を保つ。経済貿易の面で、互恵共栄の原則を元にして貿易の成長を促進し、投資を拡大し、貿易と経済技術の協力を強化する。文化と教育の面で協力を深化する。また、国際問題でも、国連やＷＴＯ・世界貿易機関、Ｇ20などの枠組内での協商を強化し、南南協力を促進し、世界的な課題に対応し、さらに公正な国際秩序の確立を推進していく」と述べました。

　ズマ大統領は、「両国は全面的な戦略的パートナーシップの確立を契機に、政治、経済貿易、エネルギーなどの交流と協力を強化し、中国と共に南南協力、世界の平和と発展を促進していきたい」と述べました。

　会談後、両首脳は「中華人民共和国と南アフリカ共和国の全面的な戦略的パートナーシップの確立に関する北京宣言」などの協力文書の調印式に出席しました。（翻訳：玉華　チェック：国清）