このほど、中国食糧グループは海外からトウモロコシ、特に遺伝子組み変えトウモロコシを大量に輸入しました。これは各方面に注目されました。これに対し、中国国家発展改革委員会は30日「トウモロコシの輸入は中国の需要に応えたもので、国内のトウモロコシ市場と食品安全への影響が限られている」と表明しました。
国家発展改革委員会は、「WTO・世界貿易機関協定に基づいて、現在、毎年、中国のトウモロコシ輸入の割当量は720万トンだ。しかし、これまで、国内のトウモロコシの価格は低く、市場はほぼ自給自足を保ち、輸入は少なかった。しかし、今年、国内市場ではその価格が上昇したが、国際市場の価格は比較的低いため、輸入がある程度増加した。これは中国の需要に符合する。中国は世界において、トウモロコシの生産と消費の大国だ。毎年の生産量と消費量はいずれも1億5000万トン以上だ。こうして、仮に割り当て量の720万トンを輸入したとしても、それは国内市場に占めるわりあいはわずか5%で、国内市場に対する影響が限られている」と述べました。
なお、このほど、中国食糧グループはアメリカ産トウモロコシ6万1000トンを輸入しました。これはこの大型国有食糧企業がこの14年来始めて大量にトウモロコシを輸入したことであり、中国がWTO加盟後に初めて大量のトウモロコシを輸入したことになります。(翻訳:トウエンカ)
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