上海万博では、7月に入ってから入場者数が相次いで過去最高を更新し、間もなく総数3000万人に達する見込みです。暑い中、長時間入場待ちの列に並ぶ人々を楽しませるため、会場では様々な工夫が行われています。

　19日、万博会場内では、2500本の扇子が無料で配られました。また、万博開園当初から、カナダ館の前では、同国のサーカス団のピエロ(道化師)が滑稽なポーズ、表情とジェスチャーで観客の笑いを誘い、待ち時間を楽しいものにしています。アメリカ館は、スタッフに中国語が堪能なアメリカ人大学生を数多く採用しており、流暢な上海なまりの中国語で観客と交流しています。これによって、来場者は長い待ち時間を利用して、入館前にあらかじめ展示内容を聞くことができるということです。(鵬)