新華社通信によりますと、イラクの首都バグダッド郊外で18日朝、スンニ派武装勢力に対する自爆テロ事件が発生し、少なくとも43人が死亡、40人が負傷したということです。

　イラク内務省の関係者は、「この日の朝、スンニ派武装勢力『覚醒評議会』のメンバーたちがバグダッド西南郊外にある基地付近に給料をもらっている時、1人の自爆テロ襲撃者は、身に仕掛けた爆弾を起爆した」と述べました。

　また、イラク警察当局は18日、「イラク西部のアンバル州でもこの日スンニ派に対する自爆テロ事件が発生し、『覚醒評議会』の指導者4人が死亡した」と述べました。

　アンバル州警察当局は、「自爆テロ事件が午前10時30分ごろ、アンバル州カイム市で発生した。イラクの警察制服を着た1人の自爆テロ襲撃者は警備員を射撃して、『覚醒評議会』の本部へ突入しようとした。警備員の反撃を受けた襲撃者は爆弾を起爆した。当時多くの『覚醒評議会』の指導者が建物のある会議室で会議に参加していた。そのうち4人が爆弾で死亡した」と語りました。（翻訳：玉華　チェック：国清）